貴方がいないと
オレはオレを殺しにいく
もう一人のオレが
オレを地の果てに
たたき落とす

自分を制御出来ないなら
主人格ごと
赤くしてしまえばいい
無理に生きてる必要はない
その勇気があるなら
心臓を突き刺せ

やれるものならやってみろ
鬼になれる勇気はない
鬼になったとき
それは 人の心が腐り果てたとき

オレは いつも鬼にならないか
自分をみつめている
理性が縛り付けている
正常でい続けるために
他でもない オレが愛する人が
凛と輝く瞳で
オレの心臓を見続ける
快感さえ感じる

貴方は オレを殺さない
「キスは毒薬じゃなくて
睡眠薬だから」と優しく微笑む
もう 二度と
暴れさせないからと
貴方の愛に 心を殺されたんだ
貴方に生かされてたんだ

貴方の中で
溺れた先に見えた場所
それは 貴方の好きな花が
咲いている場所で
オレが汚したのを
綺麗に磨き上げていた
そこは 二人の居場所でした
貴方の愛に 生かされていたんだ