「ちょっとヒロキ、あたしにもイツキ抱っこさせてよー」

「アキに抱かれると、恐すぎてチビッちゃうよなーイツキ?」

「変な言葉教えないでよ!」

「う…ううぁーんっ!」

「ほーらチビッた」

「ご、ごめんねイツキ!」



この先のことなんて何一つわからない。



だけど今こうして幸せなのは、あの本と出会えたから。



ヒロキの大切さに気付けたから。



ヒロキがいて、イツキがいて、あたしがいて。



3人で笑っていられるなら、それでいい。



また迷うことがあったらその時は、



「きゃはは、はは!」

「お、笑った!」



3人で乗り越えていけるよね?








 ~End~