「な、なにコレ…!」 いきなりの視野の変化で、キョロキョロ周りを見渡してプチ・パニックに陥れば。 「何って。抱っこ?」 分かりきった事まで優しく返す男のお陰で、平常心を取り戻せた。 いやいや…、明らかに私の発言もアホでしたけど。 さも当たり前のように答える祐くんだって、チョッと違うでしょう? 「ちょ…、下ろしてよ!」 ふわりと浮かぶイヤな感覚と、強い力で支えられた感覚とがせめぎ合って困る。