ヤバいです…、この展開は非常にマズイですって。


何でやたらと男の眼で、次から次へと仕掛けてくるのよ…。



「あんなによがってたのに」


「…っ、や、め…ッ」

思わず耳を塞ぎたいとは、まさにこういうコトを表しているのでは?



「のんはこの状態で、欲しくないの?」


「ヒド…っ――」

元はといえば“この状態”にさせたのは、祐くんだというのに。



「最高の褒め言葉だね」

やっぱり祐くんは、不埒な男なようだ。


さも私が欲しがっているように問うとは、どういう神経しているのだろう。


オマケに何なのよ。この状況を楽しむかのようにニヤリと笑う失礼さは?