「尭って、のんの何?」 「え…じょ、上司で、」 それに構う事なく、矢継ぎ早に尋ねられてしまえば困惑するしかないでしょう? 「“で、”――の続きがあるの?」 「い、いえ…」 「うん。そーだよな」 ちょっと待って下さい。そのニッコリ笑顔に黒いモノが見えますけども。 というより私こそ、“上司”のあとに何を続けようとしていた…? 「さて…――尭くんとの熱烈チューは何回目?」 「へ、な、なんで」 「それ聞くの?」 どこまでも立場の低い自分に嘆く間もなく、腰をグッと引き寄せられていた…。