**秘密時間**


とたんにシュンとして芝生をいじいじといじりだす。



「冗談よーごめんねっ?」



ニコッと笑ってまみの顔を覗き込んでみた。



「本当に?でも蘭子ちゃん辛い思いするのはまみイヤだよー」



ウルッとさせた瞳で、あたしの心配なんてしてくれるまみが可愛くて仕方ない。



「…ありがとう嬉しいよ、でも心配しないであたし切り替え早い方だからっ!」



ゴロンと芝生に寝ころんで天を見上げた。



強がって言ってみるけど、本当は割と引きずるタイプだったりする。



京介にはまって捨てられたら、あたしはもう立ち直れないかもしれない…