**秘密時間**


「大丈夫だけどどうかした?」



ドキドキする胸を押さえながら返事をかえす。



「今日も会いたい…ダメか?会いたいんだ蘭子にすげぇ会いたい…」



耳元で聞こえる京介の低く切ない声…



ドキドキしていた心臓がキュンと締め付けられる。



「あたしも…京介さんに会いたいよ」



思わずでてしまった本音。



気を抜けば泣いてしまうかと思う程、あたしはこの人に強く惹かれ初めていた。