「あのっ…今日はありがとう御座いました…神崎さん」 「京介でいいよ」 片付けをしながらふっと笑みを見せる。 「あたしっ…これで失礼します」 ペコッと頭を下げ、足早にその場を後にした。 「待って!」 京介が後を追ってくる。 「連絡先教えてよ」 「えっ…」 「だめか?」 そんなに切ない顔しないでよ…