京介は次々と天板を取り出し台に並べた。 「こんなに沢山どうするのー?」 不思議に思い京介に問いかけた。 「ハロウィン用だよっ?生徒さんに頼まれてね…」 「ああ…ハロウィンね」 子供達に配るのだろう、可愛らしい形に抜き取られたクッキーが天板に並ぶ。 「さっきのお詫びに蘭子にもあげるよ♪冷めたらこれに詰めな」 可愛らしい小袋を取り出しあたしに渡すと、クッキーを天板の上からシートごと外していく。