幼なじみの銀髪男。【完】

放課後。。


「おいっノン「希美ちゃあん♪」



ライに話し掛けられたと同時に坂上君がやって来た。


「希美ちゃん帰ろ♪」


「あ゛??坂上!ノンは俺と帰るんだけど。」


「ちょっと待った。
私今日は溜まり場行かない。坂上君と帰るの。」



「………却下って言ったら?」



何それ…
さっきは舌打ちしてどっか行った癖に~


「坂上君、行こ?」




「希美ちゃん、もしあれだったら俺また今度でもいいよ?」



「いいのいいの!行こ。」


一瞬ライの顔が悲しそうに見えた。


でも無視無視。


クルッとライを通りすぎスタスタと教室を出た。







この時はまだ気づかなかったんだ。
自分の気持ちに…


あんな形でわかるなんてね……