幼なじみの銀髪男。【完】

そこには、つまんなそうな葵がいた。


「よぉ~やっと来た。
京華の奴今日風邪で休みでさぁ…って、、。
お前…ご機嫌斜めだな。」


「あ゛?そんなんぢゃねぇ!つかアイツは誰だ?
何でノンは2人でいるんだよ?」



「やっぱり、希美ちゃん関係ね…笑っ
アイツは俺のクラスの、
成績No.1。坂上良太」



坂上良太…まぁ聞いた事あんな…



「で、そいつは何者?」




「教えて欲しい??」


ニヤニヤしながらじらす葵。



「お前…ぶん殴る。」


今の俺は正気じゃねぇ。


「わかった。そんなイライラすんなよ。

アイツはちょっと前に希美ちゃんにコクった奴。
勿論断ったらしいケド。
んで、諦めの悪いアイツは希美ちゃんにもうアタック。お前が呑んだくれた日一緒に帰った日から仲良くなったみたいだぜ?」



胸が潰れそうなくらいいたくなった。



「ノンは好きなのか?」




「知らねぇケド…
希美ちゃんも楽しそうだし、早くしねぇとわかんねぇかもな…」




「そうか…」



希美が坂上良太と仲がいい。

それだけなのに俺はこんなにもイライラした。



俺は、わかってしまった。



完全に俺は妬いてる。




ここ数日の俺のイライラ。

胸の痛み。


モヤモヤ。



その原因が今わかった。