幼なじみの銀髪男。【完】

「で、お前等まだ女いねーのか?」



「先輩、俺見つけたんです。マドンナちゃん♪」



「孝…こないだのみよちゃんは?」



「みよちゃんも良かったかな~ケドマドンナちゃんは特別~」


孝の奴……
女好きにはノンはやらねー。



「なんだよ。マドンナちゃんって誰だよ?新しい女か?」



「俺の幼なじみっすよ!
あ、先輩にはノンはあげませんから。」



「なんだよ?來輝が珍しく惚れたか?」




「は?來輝マドンナちゃんに惚れたの?」



「んなんぢゃねー。」




そんなんぢゃねぇ。


あーせっかく忘れてたのに。



俺は珍しくあるだけの酒を流し入れた。




あんま呑まねぇけど、
今は何か酒に頼りたくなった。