幼なじみの銀髪男。【完】

裏庭に行くと、ライは呑気に寝ていた。

ったく何処でも寝るんだから…



「ライッ起きて!」


「……ん~」


「ちょっと!起きて!」


パシッと何時ものように叩き起こす。


「っいって…。だからノンは何でそんな乱暴なんだよっ」



「ごちゃごちゃ言ってないで行くよ!」



なかなか立たないライを引っ張り教室へ戻った。




「ったく何なんだよ!」



「だ~か~ら~コンテストの説明!ライ代表でしょ?」



「んなもん適当に当日聞けばいいだろ…
ノン俺帰る。」



「何いってんの?コンテスト出るってはりきってたでしょ!」



「ぢゃあ、コンテストまじめに出たら俺のお願い聞いてくれる?」



何…その甘え方は…
逆に恐い。



「ハイハイ…
とにかく説明ちゃんと聞くんだよ!」