心を溶かしたのは君だった

一直線に電車に飛び乗り、家までまた走り出す。何も見えない、見えるのはただひたすらに続く家までの道。いつも感じる風や春から夏に続く6月の匂いも今は何も感じない。
あゆはただ、ただ、泣いて走る



家に帰ると、玄関先で倒れこむ。何時間そこにいたのだろうか。電気をつけないともう薄暗くなってきたころだった。
隼人が帰宅する