桜龍紅桜 ~最強総長~

友華sid

はぁ、疲れる

カ「なぁ、話の続きなんだけどさ。」


「話の続き?」

ああ。雷也が来るときに、聞けなかったあれか。

か「あいつが来て中断になった話だよ」

やっぱりそれしかないし。

「うん。っで続きは?」

カ「お前のことは、強いって分かってるけどな。ケンカとかじゃな?
でもお前は、倒した奴の重みまで背負ってしまう。そんな奴そんなにいねぇ、
だから、お前に人がついてくるんだ。でもなんでだろうな・・・。お前が弱ってるって
気づく奴があんまりいねぇのは。それは、たぶんお前が隠してるから・・・、誰にも見せようとしないから・・・。それでもきずいちまうんだよ・・・、俺達にはさ!
俺等はちゃんとお前を見てるから・・・、だから攻めて俺等には、弱いお前を見せてくれよ、ちゃんと。そして、強くてカッコイイ皆の憧れでいてくれ。」

「やっぱり気づいちゃったのか。」

カ「頼むから、俺の前から・・・、俺達の前からはいなくならないでくれ。
お前は俺の、俺達の生きる意味だ。生きている証だ。命の恩人だ。
そして、何より誰よりも、気高く、やさしく、かっこよくて、強い・・・、憧れなんだ。」

そっかそんなふうに想ってくれてたんだね・・・。

「ホント私は幸せ者だよね・・・。」

カ「それはしらねぇよ。けどお前は俺達の総長だ。」

そう言って、カイが突然抱きしめてきたのでびっくりした。
でも、カイが泣いていたのが分かったから・・・。カイが私の事をおもって泣いてくれていたから・・・、私はつよく、やさしくカイを抱きしめた。

「カイ・・・、カイ。ありがとう・・・、私よりカイの方が優しいじゃん・・・。」

カ「それは、お前だからだろ?なぁ、もう死のうなんて考えてねぇよな?俺達からはなれんじゃねぇ。」

「カイ・・・。最後命令口調になってるよ?」

クス。命令口調でも許せる可愛さ!

カ「いや命令だから・・・。これは絶対的な命令だから。だから・・・守ってくれるよな?」

「うん。守るよ?そして、紅桜も皆も護るよ?」

カ「あんまり無理すんじゃねぇ。俺達も頼ってくれよ・・・。頼ってくれねぇ方が悲しいんだから、な?全力で頼って来い!」