神。

「俺が? 神?
なれる訳ねーだろ?
それともあんたが何かして、神にならしてくれんのかよ?」

酔って虚ろになった瞳でヴァーナを見つめる。

「、、、。
もちろん、、。アタシは神の遣いだもの!」
両手を大きく広げ天井を見上げー

「貴方が邪魔な者を消せば、神になれるわ?
、、、必ず、、、ね?
だから、その刀で、消してくればいいのよ。」
男の眼の前にはふわりとうかぶ日本刀。

「あっははははは!!
そうなんだ?アンタがならしてくれるんダナ?
解った。 殺ってやるよ。 っはははは!」

乾いた笑いを続けたまま男は刀を手にして

フラフラと部屋を出た。

二ィ。
ヴァーナは微笑みー

闇のオーラを放つ男を追いかけて行く。


これから予想を遥かに超える闇に出逢うとも

しらずに、、、。