ユミがこちらへ駆け寄り隣に座る。


「ストレートに聞くけど。」
正座に替え、真正面に座り直した。


「何。」


心が、チクチクする。

「ワタシの、事は、、
どう、思う、、?」

「どう?」
心がざわめいて、鼓動が一気に早くなる。


「好き?
嫌い?」

ユミの発した"好き" の言葉に心が跳ねる。


「、、、、。
分かん無い。 話すのは嫌じゃ、無いし
一緒に居るのも
嫌じゃ、、ない。」

もともと、僕は人間が嫌いな筈。

なのに


ユミとは一緒に居て

沢山話しをして

学校での僕の存在を確立してくれる。

それを

受け入れている僕ー


この




心が跳ねる想いが

苦しくなる痛みが




"好き" という感情なのだろうか。