~真希~

「真希ちゃん♪」

見知らぬ女が私に声をかけてきた。

「友達になって?」

「勝手にすれば?」

めんどくせぇ・・。
その当時私はめっちゃ不良だった。
私と友達になりたいやつなんて喧嘩に勝ちてぇやつだけだったから。

でも真希は・・珪目当てだった。
どうでもよかった。

ある日・・私が喧嘩でボロボロになったとき真希が一生懸命手当てしてくれた。

「意外と優しいじゃん。」

「意外って何よ・・。」

この時莢華は裏の顔と表の顔を持ってた。
もちろん私の前では裏ね。

「はい!完了。」

べし!

「いった・・。」

「もぅ喧嘩しちゃダメだよ?」

莢華は心配してくれた。