「嘘つくの下手なとこ、変わんない」





光汰君の小さな呟きに反応する。





変わんない…?




あたしの何を知っているの?





「え?」




そしてクスッと笑う。







「センセーの秘密、バラしちゃうから」





「はっ!?」




「かわいいからさ、いじめたくなっちゃうんだよね☆」






あたし認めてないんですけど!?



理由になってないし!!





そして光汰君は、静かに保健室を去った。