オオカミ達と甘い時間








頭を必死に現実に追いつかせる。






「なんだようっせーなぁ…高校生のくせに」





高校生高校生うっさいわ!!



コイツ、確か、折原遊馬君だっけ?



遊馬君は体を上げて、頭をかいた。






「あ、あたしは先生ですよ?何言ってるの?」






冷静を装う。




…本当は、頭の中ぐちゃぐちゃ




さっきは顔見てないから逃げれたけど、今は目の前にいる。





あたしは嘘を…つくしかない