最後に息を吸い、 「…だったんですよ」 今までの怒りを全部吐き出した。 「あーあいつらかー…」 頭をかき、ため息をつく。 そんな小さな仕草にもドキドキしてしまう。 「きっと…いや、絶対、その男子俺のとこのクラスです。すいません」 悪そうに顔を下に向けた。 「いえいえ!日向先生は悪くありませんよ。大丈夫です!」 よくぞ言ったあたし。 責任はないんだから。