「え、と…どちら様で…?」 と、目の前にいた男性が微笑んで 「この学校の理事長です」 「り、理事長っ!?」 あたしは目を丸くして、理事長を見つめた。 お父さんが借金した人が、今、目の前にいる。 以外に優しそうな人。 まあ、こんな人なら1000万も貸してくれるか… 「高校生の、天宮緋月さんだね?」 あたしはコクリと頷く。