あたしが戸惑う姿を 第3者の遊馬君には 全部見えてた …ってこと? 「めんどくさいのはこっちなんだけど!何でここにいるのよっ」 カーテンを握りしめ、思わず叫ぶように声をあげた。 「体調悪いからだよ。ここは保健室だろ? バカか。高校生」 とうとう怒りの糸がプツリと切れた。 カーテンに強いしわが出来るくらい握りしめていて。 「…だからっ、あたしは『天宮緋月』っていうちゃんとした名前があるんですけど! 呼ぶならちゃんと呼んでください!」