クスッと凌君は笑って 「嘘つけ」 「嘘なんか、つきませんっ」 凌君の足を、台にのせて消毒を始める。 強く押しつけて、痛みを誘った。 …けれど痛そうにしてなくて。 それでもまだ笑うから さっさと絆創膏をはって、凌君から離れた。 警戒心丸出しで睨む。 「…何睨んでんだよ」 「睨んでませんよ?これが私です」 凌君も機嫌を悪そうにし、 しばらく沈黙が続いた。