「あぁ!なんでもあげよう! さぁ!言ってごらんよ!!」


ソイルは、はぁとあきれたようにため息をついて、目を男爵からそむけた





「…じゃあ」


「じゃあ?」






「お前の命を貰おうか」





無表情で言うクロウ
それが【鉄仮面のクロウ】と呼ばれる由来だ
なにもかも無表情で任務をこなすことからきている







「え?」

男爵はまぬけな声、顔をした




「バイバイ、『ハダキラ男爵』」

クロウは銃の引き金を引いた



バッッン




男爵は目から涙を流しながら倒れていった
そして、ピクリとも動かなくなった






ソイルは無線機のマイクをのばた



「こちらソイル、たった今標的の『ハダキラ男爵』を始末しました」


《こちら【B.bowl】の本部、急いで帰ってきてください 次の任務があります》




次の任務と言う言葉を聞いたソイルは、はぁとため息をついた


「わかりました すぐ帰還します」


《くれぐれも証拠は残さないように…》

「はい」


ソイルは無線機のマイクを直した