「高橋飲み込み速いよな!理解力あるし!」



「そんなに褒めても飴しかでないよ」



「飴は出んのかい!!」




俺のボケに壱生のツッコミ。


「……数学好きじゃない?」


「一番嫌い!理解不能。」


虚数解ってなんだよ。
因数分解なんて将来使わないだろう。


「絶対得意になると思うんだけどな……。

それより、飴をくれ、飴!」



「はいよ。」



ポッケに入ってた、いつからか誰かにもらったイチゴミルク味の飴。

しばらく入ってたから溶けてるかも。



「うわっ、溶けてる!!」


やっぱり…………。