「なんだ中島もプリント終わってないのか!」
「うん…。これ難しいよ」
「俺、今時間あるから教えようか?二人の用事が大丈夫なんだったら。」
と言った壱生の言葉で、ハルがこっちを見てきた。
「いいよ、俺はまた今度教えるし!」
「でも…タカヤわざわざ時間作ってくれたから…。」
なにを遠慮してんだか。
それにハルがまだ壱生の事を好きだったらせっかくのチャンスだし……。
「これ明日提出でヤバいから教えて貰おうぜ!せっかく壱生もこう言ってくれてるし!」
「うん、わかった。じゃあ、数学やろっか!」
「おっ!よし始めるかっ!」

