俺の彼女。2




「こっちは気を使って一週間前に配ってやってんのに、やってないんじゃ意味ねぇな!!

まぁ俺が教えてやる!なんてったって数学教師だからな!」



キラーンって効果音が最適だろうか。

おまけに、周りにはキラキラの星。



そして、なんだこのドヤ顔。


ドヤ顔がかっこいいやついるか?

まじ羨ましいぜ……。



「でも!!まず状況説明しろ。」



「は?」



「『は?』じゃねぇよ。

なんで中島寝てんの?」


と起こさないようにコソコソ。


「体育祭でやるソフト教える事になってんだけど寝ちゃってる」


「ソフト……?」



………ハルってまだ壱生のこと好きなのかな。



好きだったら、今起きたらビックリするんだろうな。



「んー…」


そんなことを思っていた矢先、ハルがゆっくり伸びをしてぼんやりと目を開いていく。