そんな時だった。 「やっほ~」 ビクッ いきなり後ろから、それも耳元で声がして、声が出ないくらい驚いてしまった。 振り返るとすぐ近くに壱生がいた。 「はぁ〜びっくりしたぁ~」 心拍数やべぇ……。 「ははっ!めっちゃびっくりしてんな!わりぃわりぃ」 笑いながら謝る壱生に一瞬殺意を覚えた。 「笑いことじゃねぇよ。 まじでビビったっつぅの!」