「あれ?ハル何やってんの?」


告白をした後、教室でボーとしていた私。



「タカヤこそ何やってんの?」


時計を見ると短針は6を指していた。


もう18時か。



「いや、みたら分かるでしょ?ぶ・か・つ!」



そう言われてみると、汗まみれの顔にちょっと汚い練習着。



「あー。おつかれさま。もう終わったの?」


「うん。いつもは終わってから1時間自主練。」


「へー!今日はやらないの?」


「あぁ。今日は特別。

なんかハルと話したい気分だから。ハルの目が赤い理由とかさ?」


と笑いを含みながらタカヤは言った。