桜の葉

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「ッッッ?!」
「ッッッの女ァァッッッ!!」


アタシが殴った男は、驚いたような顔でアタシを見ただけで。

何故か、隣に居た男がキレて、アタシに掴み掛かってきた。



「ちょッッッ!?」


アタシの制服が、ビリッという嫌な音を立てて…破れた。


「調子のってんじゃねぇよ?」

男は、煙草の匂いのする顔を近づけながら、アタシの胸倉を掴んで持ち上げた。

「調子のってんのは……どっちよ?!」


……苦しい
喉が痛いよ……

でも。
絶対に負けるもんか。


光……



「朔良ッッッ!!」



……光?



アタシが眼を開けると。
倉石が…男の手を掴んで捩り上げていた。



「…この子達に手ぇ出したら…ぶっ殺すよ?」



倉石の、こんなに恐い顔は初めてだ。

男達は……倉石をジッと見てから…顎で合図し合って…去って行く。



「朔良。大丈夫かッッッ!?」


倉石は、パタパタとアタシの身体に触れて……


「怪我はないよな?……良かった……」


本当に安心したように、アタシを抱きしめた。

………。



どうしよう…。
何だか…心臓がチクチクするよ…。




「…何で………ココ…?」

何で、ココに来れたんだろう?
倉石は。

「愛の力」


なんて言うと。
遠くから…やっとパトカーのサイレンが聞こえて来た。


ぁれ?
そぅ言えば…葉は…?



振り向いたアタシは、






砂に倒れた葉を…見つけた…。