桜の葉

「ッッッあんたねッッッ!!!死んだらどうすんのよッッッ!!」


アタシは、相手を睨みながら、葉の顔に触れる。


「葉ッッッ!!」

「…ねぇちゃん、オレ大丈夫。」


葉は、大丈夫…なんて言いつつ、起き上がれないみたい。


アタシは。


何だかだんだんムカついてきた。



葉が、一時とは言え……こんな奴らとつるんでたコトにも。

いきなり襲い掛かったり、鉄パイプなんて持ってるバカが居るコトにも。




……ホント、ふざけてるよ。



「葉……立てる?」



アタシは、葉の横にひざまづく形で、しゃがみ込んだ。

「平気だょッ!」

葉は、顔をしかめながら、ゆっくり立ち上がった。


アタシは、木の棒をガランッと投げた。




「……弟を病院に連れていくので。失礼します。」



アタシの睨みに、男達も一瞬怯んだらしい。
少しだけ、身体を引いた。



でも。


その場を去ろうとしたアタシと葉を、簡単には帰してくれなかった。



「待てよ。」




グィッ。
男の一人が、アタシの肩を掴んだ。



「ッッッ!!」




アタシは。




バッチーンッッッ!!!




無意識に、男の頬を殴っていた。