桜の葉

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ぁッッッ


アタシは見つけた。
武器になりそうな、木の棒を。

多分、潮の流れに乗ってきたのだろう。
少し、濡れている。



アタシは……何故か怖さは感じてなかった。


無謀だってコトくらい分かってるのに。
アタシは木の棒を拾いあげる。


そして、構えた。




「ねぇちゃんッッッ!?」

「葉。多分、直ぐ助けが来るから。」




男達は、鼻でフンと笑った。


「来る訳ねーだろが。」
「どっちみち、痛い目にあうぞ?おとなしくヤられた方、良くね?」

「そぅそぅ。どーせヤりまくってんだろ?」




「…あんた達みたいな粗●ンとヤル気はないの。」



アタシの言葉にキレたのか。
男達は、急に表情を変えて……


「粗●ンかどうか、見てみろよ」


アタシに向かってきた。


「葉ッッッ逃げて。」

「逃ッッッ?!何言ってッッッ!!」



葉は、殴りかかって来た男の手を避けて、後ろの男を殴る。

それから、再びアタシの手を取った。


「ねぇちゃんッッッ走って!」



アタシが、木の棒を降ろしかけたその時だ。


ゴッ。
鈍い音がして。

葉の身体が、ズザッと音を立てて砂に倒れ込んだ。







ッッッちょっ!?


見ると、さっき葉が殴った男が、どこから出したのか……鉄パイプを持っていた。


「し……んじられない……。」


鉄パイプで、普通人を殴る!?