あなたのメール、代行します。

「メイはナイトと話をしにきたんだろ? 邪魔になるといけねえから、オレは出てくよ」


 大仏さんが出て行って、芽衣さんと二人きりになった。あれ? 何を話せばいいんだっけ?

話したいことはあったはずなんだけど、二人になると、何にも言葉が出てこない。

やべ、どうしよ。これじゃアタックチャーンスの時の二の舞だ。なんとかしなきゃ、なんとか……。


「ねえ、ナイトくん。最初の頃のメールって、もしかしてもしかして、大ちゃんが書いてた?」


 うおーやべー! 先手を取られた上にバレてるー!

まずいまずい、俺が書いたって言い張った方がいいのかな? それとも正直に?

うーん、ここは正直だな。余計な嘘を言って嫌われるよりは素直に認めてチャンスを待とう。


「なんでわかったの?」


「あはは、やっぱりやっぱりそうだったんだ。大ちゃんのメールは、付き合ってたころと同じだったもん」


 大仏の野郎、ぬかったな! 代行サービスと名乗るくらいなら、ちゃんと文章変えとけよ!


「……芽衣さん、俺のメールと大仏さんのメール、何が違ったの? 俺の方が面白かったでしょ」