ダイブッツが「ウヒヒ」とかいいながら、俺の携帯を舐めるような目で何度も見る。
「ウヒヒ、ナイト。これが2通目か」
「気持ち悪いです。あ、間違えました。そうです」
「ちょっ、ちょちょーい! ……まあ、今気持ち悪かったのは認めざるを得ない。しかし、2通目でデートの誘いを成功させるとは、なんという手際!」
「そうなんだよ。やっぱり俺の面白さが、わかる人にはわかるんだよね。あ、俺書いたんじゃないんだった。うっかりうっかり」
「さすがだな、恋ファン事務局。100通送っても返ってこないナイトとは全然違うぜ」
「そうなんだよ。なかなかやるよな、恋ファン事務局。俺、思うんだよ。このメールを書いてもらった俺、神なんじゃないかって」
「ちょっ、ちょちょーい! 何自分の手柄にしようとしてんだよ! “オレ、芸能人の友だちがいるから”って、別に仲良くもなかったくせに、偉そうに語る人か!」
「ま、俺の方が面白いけどね。『黄身のための物語』とか、寒すぎるじゃん。あったみたいだけど。奇跡的に存在してたけど」
「細かいことは気にするな。そんで、もう1往復してるんだろ? 3通目、見せてみろよ」
「ウヒヒ、ナイト。これが2通目か」
「気持ち悪いです。あ、間違えました。そうです」
「ちょっ、ちょちょーい! ……まあ、今気持ち悪かったのは認めざるを得ない。しかし、2通目でデートの誘いを成功させるとは、なんという手際!」
「そうなんだよ。やっぱり俺の面白さが、わかる人にはわかるんだよね。あ、俺書いたんじゃないんだった。うっかりうっかり」
「さすがだな、恋ファン事務局。100通送っても返ってこないナイトとは全然違うぜ」
「そうなんだよ。なかなかやるよな、恋ファン事務局。俺、思うんだよ。このメールを書いてもらった俺、神なんじゃないかって」
「ちょっ、ちょちょーい! 何自分の手柄にしようとしてんだよ! “オレ、芸能人の友だちがいるから”って、別に仲良くもなかったくせに、偉そうに語る人か!」
「ま、俺の方が面白いけどね。『黄身のための物語』とか、寒すぎるじゃん。あったみたいだけど。奇跡的に存在してたけど」
「細かいことは気にするな。そんで、もう1往復してるんだろ? 3通目、見せてみろよ」


