「そうやって、ずっと笑ってるのって疲れない?本当に楽しい?」 「…別に?楽しいけど?」 俺も笑顔でいる余裕はなくなっていた。 「あたしもついこの前まではそうしていたし、ちゃんと恋愛することも馬鹿らしいと思っていたよ?」 俺は今でもそう思っているよ。 ちゃんと恋愛したって、自分が傷つくだけだし。 だったら一夜限りで別によくないか? 「恋に堕ちるのって理屈じゃないからさ、あんたも恋したらわかるよ。」 そう言って、いつもより優しい笑顔で笑う。 本当に綺麗だと思った。