「おい、こら。階段から落ちるなこの馬鹿兄貴。」
「ひでぇ!」

階段から落ちたこいつ。

三男の光流(ヒカル)。18歳。
容姿は中の上かな。
結構モテてるらしいけど。
1番歳が近いのもあって、兄っていうより男友達感覚。

「中の上って…」
「なんか言った?」
「ナンデモアリマセン。」

ちょろい。

「また光流かよ。」
「あ、おはよ。天兄」
「はよ。輝羅」
「俺には!?」
「邪魔。」

ドカッ

「いった…」

うわ、痛そ。
あ、階段降りてきて今光流を蹴ったのは次男の天斗(アマト)で歳は20歳。
容姿は上の上。
まぁ、俗に言うイケメンです。頭も良くて、運動もできる。
そしてイケメン嫌いな私が唯一普通に接することができるであろう人物。

ちなみに、私は天兄(テンニイ)って呼んでる。


「俺は中の上だったのに」
「残念だったな。」
「なんの話?」
「秘密。それより飯。」
「あ!」

天兄のおかげで思い出した。
私、朝ごはんの支度してたんだ