「さっき、王子の話したじゃん?」

なんでも、その王子といつも一緒に居る、風薙 陸くんって人が海華の片思い?の相手。らしい。

王子…あのイケメン君の友達らしいからきっとイケメンなんだろうな。

「やっぱ…無理かなぁ。」

そういって、俯く海華。
あー…もう、可愛いんだから!

「大丈夫だって!海華は可愛いんだから。自信もって!」
「可愛くないし…」
「海華らしくないよ?正々堂々が海華でしょ?」

ね?って笑うと、海華も笑ってくれた。

「そうだよね!私らしくないよね!」
「それでよろしい。」
「なんか、輝羅のキャラ壊れてきてるよー」
「いーの!…応援するからね。」
「うん、私も応援してるから。」
「なんで、海華が私の応援するのよ。」
「んー?そのうちわかるって。」

キーンコーンカーンコーン

「きりーつ、礼。」
「「「「おねがいしまーす」」」」