ん・・・?待って。

「ねぇ、海華。」
「なーにー?」
「もしかして、私…。凄い人にあんなこと…」
「言っちゃったね。あんた。」

うわー…全国の女子を敵にまわしたなー…。
何もされないよね。
まぁ、何かされてもやり返すし。

「あ、何でそんな人が今日に限って学校来たの?」
「輝羅を見に来たらしいよ?」
「は!?なんで?」

驚いた。
何で、学校の王子様が私に…?

「あのねぇ…。輝羅は知らないだろうけど。」
「なによー」
「輝羅は学校の姫なの。」

は…?
海華の頭壊れた?

「何で私が姫になるの?」
「可愛いから。」
「嘘!」
「嘘じゃない。綺麗で天然で、気が強いけど空気は読めて常識もある。」

十分でしょ。って顔してる海華。
無い無い。
姫なんてキャラじゃないし。可愛い子なら海華とか、たくさん居るじゃん。
私の何処が・・・?

「海華の方が可愛い…。」
「無いから。ってか、私ね。好きな人いるんだよね。」
「ホント!?」
「うん…。」

うん・・・。って海華…
顔真っ赤だよ。

「で?誰?」
「だ、誰にも言わないでよ…?」
「当たり前じゃん。」

正直、海華は恋愛の話とかしないからなー。
友達だもん。応援しないとね!