屋上に着くと、親友がいた。

「よ、蒼空。」
「よ、じゃねぇよ。陸。」

暢気に屋上に居たのは俺の親友、風薙 陸(カゼナギ リク)

「探し物は?」
「見つかった。」
「お前、ドストレートだろ?」
「あぁ。気に入った。」
「お前も性格悪いよなー。」
「そういうお前も俺を利用してるだろ?」
「あれ、バレた?」

どこぞのケーキ屋のキャラクターのように舌をだす陸。
気持ち悪い。

「ぜってぇ…落してやるよ。」
「俺もー。」

「「俺等に溺れない女は居ない」」

必ず、落してやるから。
待ってろよ…。お姫様。