そして、これ以上は
傷つかないように。
  
一人で生きて行く為に、私は
目に見えない孤独という鎧を
身に着けた。

ここで、私は間違って
しまった。
  
自分の本当の思いを
閉じ込めてしまったのだ。

もっと、自分の思いを曝け出し
全てを吐き捨てて、無我夢中に

本当の私を守ってあげるべき
だった。
  
自分自身と、向き合うべき
だった。
  
その鎧は、私を逃がす事の無い
ように、硬く、そして重く
私の体の自由を奪った。
  
息が出来ない程に。
  
また、鎧の冷たい温度に体だけ
で無く心までも凍える程に
冷たく冷たく、支配されていく
  
そして、私は、冷やかで
無表情な人間になった。