私は、あの日から

ずっと、ずっと

暗闇を一人きりで歩いて来た

時に道を見失い

彷徨いながら・・・

最愛の人に裏切られた私は
幸せな夢を見る事をやめた。

そして、口癖のように・・・

「どうせ、私なんて・・・

 幸せには、なれない」

「私は、汚れている・・・

 汚い・・・こんな私を

 誰も愛してはくれない」

そう、何度も繰り返し思い続け
て生きて来た。

それならば、いっそ

この世にさようならを。

もう、何の未練も無い・・・

しかし、消える術を知らない私
は、ただ毎日を無気力に生きて
いくしかなかった。