私は翌日、手術をする事になる

とても一人では、手術を受ける
事なんてできない。

私は、すぐ母に、電話で
助けを求めた。

そして、しばらくは、休暇を
取らざる終えない為に
二つのバイト先に連絡を入れた

一人では心配だとパン屋さんの
ご主人が、一部屋を私の為に
用意してくれた。
 
私は、そこで母が来るのを
待った。
 
母は、電話を切ったその足で
私の元へ、すぐに駆けつけて
くれた。

私は全てを捨て、イサから
遠く離れた場所に身を寄せた
つもりで居たけれど

そんなには離れてなど
いなかった事に気づかされた 
 
「ミオ、貴女って子は・・・
  
 どうして、もっと早く
 私に助けを求めなかったの
  
 貴女まで・・・
 こんな悲しい目に」