「嫌いになれるなら
 もうずっと昔にそうしてるよ
 
 イサの本音が聞けてよかった
  
 これでやっと、自分の想いに
 終止符を打つ事ができる
  
 心のどこかでイサは最後には
 私を選んでくれる

 そう、思ってた・・・
  
 ナツキを亡くした後の
 自暴自棄の貴方の嘆き苦しむ
 姿を私は今も鮮明に覚えてる
  
 思い出す度に、この胸は痛む
  
 もう二度とあんな、イサを
 見たくない
 ミオちゃんを失って嘆く
 貴方の姿を見たくない」

「セリ・・・ごめん
 俺は、お前を・・・」

「妹のようにしか思えない・・
 何度もそう言われ続けて来た
 のに、私って馬鹿ね
  
 いい加減
 イサから卒業しなきゃ」