「どうして、貴女までナツキ
 のように、イサの手作りの
 ネックレスをしているの?
   
 そのリング・・・
 
 イサも嵌めてた
 
 お揃いのリング・・・

 どうして
 貴女がここに居るの
   
 ここは、私たち三人だけの
 特別な場所だったのに」

「セリ、落ち着くんだ
 言っただろう
   
 俺と美桜はつきあっていて
 ここで一緒に暮らしていると
 それを分かった上で、君は
 ここで働くと・・・」

「嘘よ、だってイサは
 約束してくれたでしょう
   
 誰ともつきあうつもりはない
 ってそう私に言ってくれた」

この場所で心が壊れていくのは

私だけでなく

彼女も同じ・・・