朝の太陽の光を受け、彼の
瞳の色は茶色に輝く。
 
そして、夜に包まれた時
狂おしい程の濡羽色にかわる
 
その瞳のずっとずっと奥に
私を映してほしい。

今までどれ程、貴方に
抱かれただろう・・・

それなのに、この胸の
トキメキは消えない。

ううん、抱かれる度に
私は貴方の事が・・・

まだ、こんなにも好きな事を
思い知らされる。

貴方の甘い罠に堕ちて行く。  
 
「イサオ・・・さん・・・」

「イサでいいよ」

「イサ・・・」

私はずっと彼女のように
こうして貴方の事を
呼びたかった。

「イサ、愛してる」

セリナさんの顔が浮かんで
消えた・・・