もしも・・・

アキラがセリナさんを選べば
私は、どうなるだろう?

不安は、私の足元から忍び寄り
私は一歩も、前へ進む事が
できなくなる。

私は、アキラと暮す部屋に
一人きり・・・

なかなか寝付く事ができずに
べッドに横たわり真っ暗な空を
ただ眺めていた。

雲に隠れていた月が顔を出し
月の光が優しく私に降り注ぐ

その光に背を向けた私は
目を瞑る。
  
私の枕に涙がどんどん染み入る
  
私は知っている・・・

アキラはきっと自分の本当の
想いを胸の奥深くに閉じ込めた
まま、私をずっと大切にして
くれるだろう。
  
彼は、優しい人だから・・・

私を絶対に裏切ったりしない