「・・・
 誰かを好きになる事は
 止められない、気がつけば
 相手の全てがほしくなる
  
 イサオさんにも、きっと
 これからそういう人が
 現れるはず
 
 だから、誰とも付き合う
 つもりはないなんて言葉
 言わないで・・・

 お願いだから」

左手に添えた、私の手を
彼はキツく握りしめ

イサオさんは、私をじっと
見つめる。
 
その瞳に、私は夢中になる。

「ミオちゃん・・・」

彼の心地よい声に、私は
瞳を閉じていた。

彼の唇が私の頬に触れ

唇にそっと触れた。

彼に、どんどん惹かれていく

・・・・・・