「ミオちゃん、俺の事を
 好きになってくれて
 ありがとう、とても嬉しいよ
  
 断っておいて言う台詞じゃ
 ないと思うけど、俺は君とは
 友達として、今の関係を
 続けたい
  
 君さえ良ければだけど・・・

 返事は今で無くていいから
 いつか聞かせてほしい」

私の頬を涙が伝う、彼の言葉が
私の胸を打ち温かく包む。

私は、泣き声で答えた。

「ありがとう

 ずっと友達で・・・」

アキラさんは頷き、私をそっと
優しく抱きしめてくれた。

その後、アキラさんはイサオ
さんに私がここに居る経緯を
説明してくれた。
 
二人の関係については
一言も触れずに。