アキラさんの問いかけに
私は、顔を左右に振る。

「ごめん・・・俺
 
 ミオちゃんの思いに
 気づかずに君に触れて
 ・・・傷つけた」

「私は、傷ついてなんていない
  
 昨日は、一緒に過ごせて
 幸せでした
  
 アキラさんが、セリナさん
 を好きでも
  
 私は、貴方が好きです」

私の告白に驚くアキラさん・・

私自身も驚いている。

アキラさんに、本心を告げる
私の事を優しく見守っていて
くれるイサオさんの姿が
そこにあった。

私はやっぱり、アキラさんの
事が好き・・・なの?
 
心の中で、何度も自問自答した

でも、ひとつだけ分かる事
それは、彼に、この気持ちを
伝えた事を私は後悔していない
 
私は、アキラさんが好き。